平成8年音響学会秋季研究発表会

申込期限 1996.7.1 Monday 原稿締切 1996.8.9 Friday
会場、期間: 岡山大学 1996.9.25(水)〜27日(金)
  1. 異種金属の突き合わせ超音波溶接時の溶接部温度の測定
    − 突き合わせ超音波溶接について(24) − *
    辻野 次郎丸  ○上岡 哲宜  中村拓司  太田 裕之 (神奈川大学工学部)

    15 kHz の大容量の超音波振動源を用いた突き合わせ超音波溶接装置により、板厚 6mm のアルミニウム、耐食アルミニウム、銅板等を用いて、溶接部を小面積に限定して異種金属間の熱起電力により超音波溶接時の溶接境界面での温度上昇の測定を試みた。また赤外放射計により溶接部表面の温度上昇の測定、溶接部の変形等を測定し、接合部の組織・特性について検討した。
    * Temerature Rise Measurements at Welding Surfaces of Different Metal Plates Joined by a 15 kHz Ultrasonic Butt Welding - Studies on Ultrasonic Butt Welding ( Report. 24 ) -- ; by Jiromaru TSUJINO, Tetsugi UEOKA, Hiroyuki OHTA and Takuji NAKAMURA ( Faculty of Engineering, KANAGAWA University )

  2. 異なる周波数の縦振動系を用いた上下駆動式超音波プラスチック溶接の溶接特性について
    − 高周波数を用いた超音波プラスチック溶接について(10)− *
    辻野 次郎丸 ◎内田 貴子  山野 勝久  岩本 倫幸  上岡 哲宜(神奈川大学工学部)

     高周波数の超音波プラスチック溶接は、試料内の超音波損失が大で接合に有利であるが振動振幅が小になるため厚い溶接試料全体に振動応力を一様に印加する事が困難となる。比較的小振動振幅の 90 kHz の高周波数縦振動系および大振動振幅の 27 kHz の低周波縦振動系を組み合わせた上下駆動式超音波溶接装置を構成し、振動振幅・振動速度を更に大にした溶接条件で各種の重ね合わせた高分子材料の直接溶接を試み、振動応力の伝搬状態、試料の接合状態等につき検討した。

  3. 複合振動を用いた超音波プラスチック溶接について
    辻野 次郎丸  内田 貴子 ◎山野 勝久  岩本 倫幸  上岡 哲宜(神奈川大学工学部)

     従来の超音波プラスチック溶接は、直交した振動を用いた上下駆動式超音波溶接を除き、振動応力を一元に印加しているが、縦−ねじり複合振動・縦−曲げ振動複合振動系を試作し2次元・3次元に振動応力を印加する複合振動超音波プラスチック溶接装置を構成して各種の高分子材料の直接溶接を試み、溶接条件を変化させて接合状態等につき検討した。

  4. 超音波ワイヤーボンディングの溶接時の変形および温度上昇の測定
    −複合振動を用いた超音波ワイヤーボンディング(23)−*
    辻野 次郎丸   ◎吉原 弘行  長田 吉晃  神本 和儀(神奈川大学工学部)

     先に 40 kHz 〜 780 kHz の超音波ワイヤーボンディング装置を試作し、軟質および硬質のアルミニウム細線および銅板試料の接合特性につき検討したが、更に振動周波数が変化した場合の溶接試料材質による必要振動振幅および振動速度、溶接部の温度上昇の熱起電力による測定、溶接時の試料の変形速度、試料の変形状態等を測定し溶接条件、溶接状態と比較検討した。

  5. 複合曲げ振動系を用いた超音波ワイヤーボンディング
    −複合振動を用いた超音波ワイヤーボンディング(24)−*
    辻野 次郎丸  ◎神本 和儀  長田 吉晃  吉原 弘行(神奈川大学工学部)

     先に 40 kHz 〜 780 kHz の縦振動系で曲げ振動溶接チップ部を駆動する超音波ワイヤーボンディング装置を試作し、アルミニウム細線等の接合特性につき検討したが、高周波数では縦振動系の構成およびキャピラリーの使用が困難なため、曲げ振動系により曲げ振動溶接チップ部を駆動する構成の 190 kHz 以上の複合曲げ振動を用いた超音波ワイヤーボンディング装置を試作し、振動特性および接合特性等につき検討した。

  6. 小型超音波モータの振動特性および負荷特性について
    − 縦−ねじり変換を用いた超音波回転装置(13) − *
    辻野 次郎丸 ◎中井 健太郎  竹嶋 良太 (神奈川大学工学部)

     先に直径 15 mm の斜めスリットを有する縦−ねじり変換器を用いた超音波モータのスリット形状、特に縦振動成分とねじり振動成分の大きさを決定するスリット部の深さを変化させて振動特性等につき検討し、最大回転数 550 rpm、最大トルク 0.2 N・m 、効率 20% 以上の特性を得たが、更にスリット部の形状と駆動部の振動軌跡形状につき検討し出力特性、効率を改善し、また逆回転特性につき検討した結果につき報告する。

  7. 曲率半径の異なる成形パンチを用いた超音波振動曲げ加工特性について
    − 超音波振動を用いた金属薄板の曲げ加工について(14)− *
    辻野 次郎丸  上岡 哲宜  ◎高津 輝明  深見 紀夫  花岡 友彦(神奈川大学工学部)

     先端の曲率半径の異なる 27 kHz の曲げ加工用超音波振動 Punch および 19 kHz の超音波振動 Die を用いた超音波振動曲げ加工装置を用いて、圧縮成形時の曲げ角度を Laser Diode、 PSD 等により高速で検出し成形静圧力、振動印加回数、振動印加時期を制御する各種の制御方式と曲げ加工試料の加工精度および曲げ加工部の強度等についてアルミニウム、アルミニウム合金板試料等を用いて、検討した。

    * Bending Characteristics of Ultrasonic Vibration Bending Equipment using Vibration Punches of Different Radius of Curvature -- Studies on Ultrasonic Vibration Bending of Thin Metal Plates ( Report. 14 ) -- ; by Jiromaru TSUJINO, Tetsugi UEOKA, Toshio FUKAMI, Tomohiko HANAOKA and Teruaki TAKATSU ( Faculty of Engineering, KANAGAWA University )


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